ごあいさつ

北海道英語教育学会会長:中村 香恵子
(北海道科学大学)

 2期目の会長を務めさせていただくこととなりました。役員共々,北海道の英語教育にさらに貢献できるよう力を尽くす所存です。引き続きよろしくお願いいたします。
 新型コロナウィルスの感染が国内で初めて確認されてから1年が過ぎました。この間,それに伴う新しい生活様式は日常生活だけでなく,教育にも多くの変化をもたらしました。そして,それにより急速に加速化したオンライン化は,私たちの学会の運営にも大きな影響を与えました。多くの研究会が中止になる中,本学会はすべて例年通りの研究会をオンラインにて開催することができました。10月に行われた授業実践フォーラムでは「コロナ禍における英語授業の取り組み」をテーマに小中高大の実態や実践例を交流するというHELESらしい企画で,幅広い校種から例年にない多くの非会員方々の参加をいただきました。12月に開催された研究大会では,これまでも要望の多かった河合靖先生による講演が実現し,まさにオンラインの恩恵もあり全国各地のみならず海外からも参加を得ました。論文発表会もまた初のオンデマンドによる発表となりましたが,時間にとらわれることなく,コメント欄を用いての実りある交流がなされました。JCA(日本コミュニケーション学会),JACET(大学英語教育学会)との道内3学会合同研究会は,2日にわたって夕方からという形態でアットホームな雰囲気の中で実施されました。これもオンラインでなければできなかったことです。
 このように,オンラインによる研究会の開催は,地理的,時間的に制約されることなく,幅広い参加者を得ることを可能としました。創意工夫によって,コロナウィルスにも決して屈していない,たくましさを感じた1年でもありました。
 教師たちが試行錯誤しながら取り組んできた新たな教育実践や新たに生み出された理論は,このパンデミックが終息したとしても,英語教育の改善や充実に資するものです。そして,私たちも本学会がそうした財産や情報を交流する場となることを目指して力を尽くしていく所存です。今後とも本学会へのご支援・ご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。